とある小学校の研究発表会において、一日の日程が終了し閉会の辞に、主催者である校長先生がこんな話を持ち出されました。 「ここに2つのインスタントコーヒーの空瓶があります。この中に、ここの小学校の給食室で炊いた少量(一掴み程度)のご飯がそれぞれに入っています。1つの瓶には「感謝」9/26から、もう一つの瓶には「怒気」9/26からと書いたラベルが貼ってあります。実はこのご飯を入れ密閉した2つの瓶に先生方が毎日出勤の際、校長室の出勤簿に出欠をつけるたびに、それぞれに語りかけてもらったんです。 一つの瓶には「ありがとう」などと言った感謝の言葉を、もう一方には怒りを込めてありったけの悪口雑言を、ご飯を入れ蓋で密閉した瓶に語りかけるんです。すると不思議にも、1〜3週間程度で「感謝」と書いた瓶の方は麹菌のようなものが繁殖をし、真っ白く綿のようなもので包まれ、しかも、麹のような、お酒のようなとても良い匂いがします。 他方「怒気」と書いた瓶の方は酸っぱいような、いやな臭いがします。悪臭のみならず中のお米は段々黒くなってしまうのです。これを3ヶ月もやれば真っ黒くなってしまいます。 最近脳内革命等々書籍でも触れられているα波というのは、私たちには分かりませんが、どうも存在するようですね。ともあれ、教育を通して「感謝すること」「誉めることの重要性」をこんな実験でもあらためて教えられます。」 と言うものでした。 校長先生のお話を伺った私自身、この学校での実験とその結果にたいへん興味を持ち、早速自宅でやってみました。 結果、「感謝」「怒気」それぞれ、学校の結果と同じように出たのです。 実はこの話をちょうど、講演のため静Pに来静された、市川覚峯先生にお話しする機会があり、紹介させて戴いたところ、「その話、おもしろいねー」の一言。「後で写真を送ってください」と言うことになり、早速市川先生にお送りしたわけです。 ところで市川先生のプロフィールですが、経営コンサルタントをされている方で、44歳にして一念発起、平成3年8月より、3年半、比叡山、高野山、大峯山などに入山し、21種類もの行を1200日間も修業された自らを行者と名乗られる異色の先生でいらっしゃいます。 こうした厳しい修業を通して、現代経営に禅や仏教など、古来からの日本に培われた美しき心を経営手法の中に取り入れながら経営すべきとの哲学のもと、経営のあり方、部下育成の仕方、仕事の進め方等々あらゆる角度から経営コンサルタントをされて全国の有名企業をはじめ多くの会社を回っている先生です。 また、先生の持論でもあります、事業経営や仕事の推進、また物事の成否には強い信念が大きく影響する。そして、しっかりした想念を持つことが事の成就には不可欠、常にそんな信念をお持ちで、たまたま私から、その念「おもい」が表れる例として、「心の持ち方でご飯の色も変わる・・・・そんなこともあるんですね。」との会話から、前段のお話に発展したわけです。 その後先生から「送ってください」と依頼された写真と手紙をご自宅にご送付したところ、早速先生ご自身もこの念「おもい」でご飯の色が変わる実験したところ、やはり校長先生や私が得たものと同様の結果を確認され、以下手紙を送ってこられたわけです。 大庭 様 拝啓 すっかり冬になり長野ではスタットレスタイヤをはめております。 さて先日は貴重なお写真と報告ありがとうございました。我が家では手紙をいただいた次の日 11月29日から校長先生と同じ方法で感謝し怒気を続けてまいりました。 その成果もあってか感謝のほうはピンク色となり良い香りがしてきました。その話をしたところ、少し科学をかじった小あたまの良い才人たちは「ホントカイナ?」という表情をします。そこで私は本日12月15日、私のコンサルタント先クライアントの信濃公害研究所でプロの専門家に分析して戴きました。そのデータご報告までお送り致します。 ぜひ校長先生にも機会がございましたら御礼にご報告いただけましたら幸いです。 私の信念だったことが形となって表れ、そしてデータとなって表れますと、益々感謝の心、プラスの肯定の心も、いや日本の美しい心をこの国全体に訴えなくてはと強く思っております。 そして、まるで黒色になったごはんのよう黒色になっている人々の心、地球の上の黒雲に何らかの変化を促さなければなりません。 ぜひ大庭様も私たちの日本の心の復興運動にご協力下さい。 合掌 12月15日 覚峯 以下分析結果 信濃公害研究所 分析者 古幡 分析結果 1 試料(ご飯)を一定量(5g)分取し、水10mlを加え約1時間、振動攪拌した後上澄み液をろ過したものを検体とした。これをガスクロ(GC−FID)にて分析した。 結果 感謝の方がエタノール、酢酸エチルが多く含まれている。 感謝の方が発酵が進んでいる。 酢酸エチルは微量だと甘い臭気となる。 分析結果 2 試料(ご飯)を2g分取し、バイアルビンに密封し、75度Cにて15分間静置し、バイアルビン気相をガスクロマト質量分析装置にて分析した。 結果 感謝・怒気からエタノールが検出された。感謝の方がかなり多い量が含まれる。 感謝からはエタノール以外にアセトアルデヒド、イソブタノール、イソアルミルアルコールが検出された。 ・・・・・・・・・・・チャート図 ・・・・・・・・・・・・・・ |
以上市川先生からプロの分析結果をチャート図5枚を添付し送っていただきました。 勿論校長先生にも報告させて貰い、校長もあらためて喜んでくださいましたことは言う までもありません。その際、校長先生もこの実験は2度やられた旨話していただきました が、いずれにせよ、「良き想念」そして心の持ち方の大切さを確認させていただきました。 世に不思議はないとは、私にある老婆が語ってくれた言葉ですが、この「感謝」「怒気」 によって変わるご飯の話も、起こるべくして起こった出来事だと思います。 「念い」・・・・・・・・おもい、思い、想い・・・良きおもいをお互いに持ちたいものです。 1997.12 |
ビンにご飯を入れ、感謝の思いと、怒気を与え1週間後に・・・怒気のビンは黒く・・。 |
詳細はohba@mxu.mesh.ne.jpまで。